Fedora14またはUbuntu11.04にRVM1.2.9(1.6.5)の導入

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複数のruby処理系をインストールすることができるソフト。1.8系と1.9系の共存とかが比較的簡単にできるらしい。1.9は使ったことがないのでいまいちありがたみがよくわからないけど。

システム固有のrubyとしては1.8.7-p334が入っているものとして仮定。

テストしたディストリビューション

  • Fedora14 with rvm1.2.9
  • Ubuntu11.04 with rvm1.6.5

RVMインストール

以下はユーザーモードで、githubリポジトリから引っ張ってくるやり方。なのでgit必須。curlもなかったらいれておく。他の方法はやったことがないので、 RVM: Ruby Version Manager – Installing RVM を参照。

$ bash < <( curl -s https://rvm.beginrescueend.com/install/rvm )

(4/29追記)上記のURLは頻繁に変わるみたい。以前書いたときのURLでubuntu11.04にインストールしようとしたら下のようなエラーがでました。参考まで。

$ bash < <( curl http://rvm.beginrescueend.com/releases/rvm-install-head )
% Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100   185  100   185    0     0     17      0  0:00:10  0:00:10 --:--:--  1302
bash: 行 1: html: そのようなファイルやディレクトリはありません
bash: 行 2: 予期しないトークン `<' 周辺に構文エラーがあります
'ash: 行 2: `<head><title>301 Moved Permanently</title></head>

~/.bash_profileに以下の行を追加する

(4/29追記)因みにrvm1.6.5を入れる場合は勝手に追加してくれました。優しいね。

# This loads RVM into a shell session.
[[ -s "$HOME/.rvm/scripts/rvm" ]] && . "$HOME/.rvm/scripts/rvm"

これで再度ログインし直して以下のコマンドをタイプすると

$ type rvm | head -1

“rvm is a function”って出るはずらしいんだけど”rvm is hashed”とか出る。Troubleshooting your Installの項目を見ると

If you are using GNOME on Red Hat, CentOS or Fedora ensure that the Run command as login shell option is checked under the Title and Command tab in Profile Preferences. After changing this setting, you may need to exit your console session and start a new one before the changes take affect.

Troubleshooting your Install

とか書いてある。「gnomeターミナル使うならログインシェルとして立ち上がるようにしとけよ」って言ってるみたい。

[編集]->[プロファイルの設定]の順に選んで

[タイトルとコマンド]タブにある[ログイン・シェルとしてコマンドを実行する]にチェックを入れて閉じればOK。再度gnomeターミナルを立ち上げて確認すると”rvm is a function”がちゃんと表示されるようになる。

(4/29追記)Ubuntu10.10では再現しなかったけど、Ubuntu11.04で同じ現象が出ました。

RVM依存ライブラリの導入

以下のコマンドでRVMスクリプトを動かすために必要な依存ライブラリを確認して導入しておく。

$ rvm notes
...
dependencies:
...
# For Ruby (MRI & Ree) you should install the following OS dependencies:
ruby: yum install -y gcc-c++ patch readline readline-devel zlib zlib-devel libyaml-devel libffi-devel openssl-devel ;
yum install -y iconv-devel # NOTE: For centos 5.4 final iconv-devel might not be available :(
...

いよいよRVMでRubyをインストール

$ rvm install 1.8.7
...しばらくかかる...
$ rvm install 1.9.2
...しばらくかかる...

使用するRubyの切り替え

$ rvm use 1.9.2
$ ruby -v
ruby 1.9.2p180 (2011-02-18 revision 30909) [i686-linux]
$ which ruby
~/.rvm/rubies/ruby-1.9.2-p180/bin/ruby

このままだと端末立ち上げるたびにシステム固有のrubyに戻ってしまうので以下のようにしてデフォルトで使用するrubyを指定する。

$ rvm --default use 1.9.2

参考

投稿者紹介

株式会社ユニキャスト
私たちは、テクノロジに魅せられた個性あふれるメンバーによって構成された茨城県日立市に本社を構えるベンチャー企業です。
”テクノロジを通して「驚き」と「感動」を創造し、人々の「夢」と「笑顔」を支えます。” の経営理念をモットーに明るい未来を描き、ワクワクする企画提案を続けて参ります。

1件のコメント

システムレベル(マルチユーザー対応)でのRVMインストール(Ubuntu) | MyNotebook へ返信する コメントをキャンセル

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