新サービスを立ち上げたい人のためのLean Startup入門 #1 Lean Startupを取り入れる意義とは


この記事の所要時間: 334
Webサービスやアイディアをふと思いついて、「よし、やるぜ!」と金曜の夜に着手したは良いものの、月曜の朝までには燃料切れで忘れ去られてしまう。。。 私はよくこれをやります^^; 個人のサービスならこれでいいのですが、企業として新規事業を検討する際にこれをやっていてはいけません。そうした時にどうすればよいのでしょうか?

ノリで開発をする場合に陥りやすい問題(反省)点

以下が挙げられると思います。

・何をすべきかではなく、何ができるか駆動の開発をしてしまう

原則的に、「自分が技術的に可能だから」作るのではなく、「それがビジネスモデルとして成立するか?」を考えてから作るべきだったなと思うことがよくあります。

・「サービス」=「革新的なプロダクト、システム」と考えてしまう

よく考えてみると、目的のサービスに対して、プロダクトは全体の一部に過ぎません。サービス設計とは、解決するべき課題、顧客とのチャネル、収益構造等、多角的に考えることが必要です。

結局、成果物をゴールと考えてしまうと、どこまで作ればいいか分からなくなり、そもそも必要とされるものを作っているのか分からなくなり、責任を負っている訳でもないので、知らないうちに諦めてしまった気がします。

このように、サービス開発を数日間勝負のバクチにしないためにはどうすればよいのか、ここでリーンスタートアップの考え方が登場します。

リーンスタートアップとは?

現時点での個人的な解釈として、「新しいサービスや製品を市場に出す際に、不確実性をできるだけ排除して、ビジネスとしての成功率を上げるためのマネジメント手法のこと」と理解しています。

リーンスタートアップの5原則

1. アントレプレナーはあらゆるところに

リーンスタートアップでは、起業家だけがアントレプレナーではなく、「不確実な状況おいて、新しいものを立ちあげなければならない人的組織」をアントレプレナーと定義しています。

2. 起業はマネジメントである

アントレプレナーが人的組織であるので、組織を目的へ向かわせるためのマネジメントが必要になります。

3. 検証による学び

スタートアップの意義はモノをつくる、儲ける等のポイントではなく、「持続可能な事業が構築できるのか、それを学ぶこともその意義である」と言っています。そして、リーンスタートアップの手法では、この学びについて、描くビジョン毎に確認実験を行い、科学的に検証可能とも言っています。

4. 構築-計測-学習 (リーンスタートアップ基本のフィードバックループ)

リーンスタートアップの基本は、以下のフィードバックループを如何に円滑に回せるように体制を作るかが重要になってきます。
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① アイディアを製品にする
② 顧客の反応を計測する
③ ピボット(事業の方向転換)するか否かを判断する

5. 革新会計

不確実性の高いスタートアップにおいて、どのような指標をもとに進捗状況を計測するのか、チェックポイントを設定するのか、優先順位を決めるのか等を示しています。

以上の原則を元に、色々な方法論が出てきます。ここまででリーンスタートアップについて気になったかた、あるいは忘れかけている方は、提唱者の著書を読んでみてはいかがでしょうか。

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また、具体的なプラクティスについては、以下の本がおすすめです。

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次回はLean Canvasを用いて、自分の思い描いているビジネスモデルを俯瞰する方法について書いてみる予定です!

投稿者紹介

箕輪 優一
株式会社ユニキャスト 執行役員 大学在学中より勤務し、2012年4月より現職。 「エンジニアの魂を持ったビジネスマンであること」をモットーとして、日々奮闘しています。 / はてなプロフィール - http://www.hatena.ne.jp/yminowa/ / 個人ブログ - http://blog.mino3.com/

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