Computex 2018 レポート

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Computex 2018 参加レポート

2018年6月5日 ~ 9日、台湾の台北にて、Computex 2018が開催されました。
今回、このComputexに参加してきたので、レポートを投稿しようと思います。

Computexとは?

ComputexはICT関連製品の展示会です。
世界最大規模のCeBITに次ぐ二番目に大きな展示会となっており、アジアでは最大規模の展示会でもあります。
台湾にはハードウェアメーカーが数多く存在しており、完成した製品から組込み用のモジュールまで、様々なハードウェアが展示されています。
Computexでは、最先端の製品よりも実用先端、実用化された最も新しい技術の展示が多く出展されています。
既存の見知った技術でも、組み合わせとアイディアで、思わず「なるほど」と唸ってしまう商品が多数展示されていました。
また、Computexはトレードショーと言われ、多数のバイヤーが参加して買い付けを行う場でもあります。出展している各企業は、Computexにて、年末に向けてどのような製品に需要があるのかを調査しています。

Computexの各会場紹介

Computex 2018は4つの会場で展示を行っています。

南岸展示ホール

Computexのメインのような展示会場で、Computexの優秀な製品を表彰するBest Choice Awardのショーケース、メディアエリアや、マイクロソフト、ASUS等の大手企業のブースがあります。
会場内ではeSports大会や、オーバークロックのコンテスト等も行われていました。

台北国際貿易センター ホール1

IoTデバイスを集めたブース、SmarTEXを中心とした展示がされている会場です。
SmarTEXでは、3Dプリント、スマートホーム、ウェアラブル等の製品が多数展示されていました。
通信関係、モバイルデバイス等の展示もこちらのホールで行われていました。

台北国際貿易センター ホール3

Computexの中でもスタートアップ企業に注目した、InnoVEXの会場となっているホールです。
展示されている企業は創業間もないスタートアップが多く、アリババの投資を受けた企業や、台湾の産学連携スタートアップ等、様々な新興企業が製品を展示していました。
ホール内にはフォーラム用のステージも設営されており、スタートアップやAI技術に関してのキーノートスピーチ、パネルディスカッションが行われました。

台北国際会議センター

特別展示や、フォーラムが行われていました。

印象に残った展示物

ここでは、個人的に印象に残った展示物を紹介します。

OpenVINO

Intelが開発したツールキットで、IoTデバイス等の末端でコンピュータビジョンやディープラーニングを利用するための機能を提供します。
弊社ではロボットアプリケーションを取り扱っており、IoTレベルのデバイスでの画像処理や人物認識等は製品の中でも重要な部分となっています。そのため、まさしく求めていたような機能を提供してくれるOpenVINOは、非常に興味深い製品でした。

Robelf

台湾の企業が開発した家庭用のロボットで、主に子供向けの教育・コミュニケーションを提供します。
このロボットは、スマートフォンアプリによって操作可能なだけでなく、Scratchのようなブロックプログラミングによって、動作のカスタマイズをすることができます。
また、Robelf向けのアプリケーションストアも用意する予定とのことで、正式に公開されれば、弊社としてアプリケーションを提供することがあるかもしれません。

Snap3D

韓国のスタートアップ企業MOPICが開発する、スマートフォン向けのケースです。このケースを装着し、専用のアプリをインストールすると、スマートフォンで3D動画を再生することができます。
この製品の特徴は、専用のアプリがスマートフォンのカメラを通して、ユーザの目の位置をトラッキングし、最適な3D表示をするところにあります。これによって、スマートフォンがぶれても違和感のない3D映像を表示することができます。

ORII

指輪型のウェアラブル端末で、Bluetoothでスマートフォンと接続することによって、スピーカー・マイクとして動作します。
この製品は骨伝導スピーカーを採用しており、雑音が多い環境でも、音声をクリアに聞くことができます。

T3D

TAIWAN 3D TECHが開発する、小型の3Dプリンタです。
この製品は、非常にコンパクトながら、光硬化樹脂を用いたプリンタとなっています。
驚くべきことに、この3Dプリンタでは、スマートフォンを光源として採用しており、スマートフォンに専用のアプリをインストールすることで、積層化した3Dモデルをプリントすることができます。(そのため、スペック表の解像度の欄には、「スマートフォンの解像度による」と書いてあります。)
スマートフォンの光でも硬化する専用の樹脂を用いているため、暗室を作らなければならないという制約はありますが、コンパクト・安価で、かつ解像度も高い3Dプリンタとなっています。

全体を通した感想

事前に聞いていた通り、Computexには驚くような最先端技術を見る機会はほとんどありませんでしたが、一方で、驚くようなアイディアで既に実用可能、というような製品が数多く見られました。Computexに出展している企業の多くは、自社製品を世界的に販売することを目的としているため、既に販売されている、もしくは試作品が十分に完成しているものが多く、今年から来年にかけて、どのような製品が展開していくのかを感じることができました。

おまけ

台湾グルメとして、小籠包を食べてきました!
鶏肉やカニ、ヘチマ入の小籠包など、どれもジューシーで美味しかったです :^)

個人的には、たまたま入った四川料理店で食べた魚香茄子(麻婆茄子)が、にんにくが効いていて好きな味付けでした。

投稿者紹介

安齋彰宏
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