COMPUTEX(InnoVEX)2019出展・視察レポート

Pocket

 こんにちは、インターンの外谷弘樹です。

 2019529~ 31日の3日間に渡って台湾で開かれたアジア最大級のITイベントCOMPUTEXに内定者研修の一環として参加してきました。今年はCOMPUTEXの視察だけではなく、実際にユニキャストからもブースを出展してきましたので、そのレポートをまとめたいと思います。

InnoVEXとは?

世界中の最先端のITテクノロジー、ビジネストレンドを紹介するフォーラム、革新的アイデアにあふれるスタートアップ企業によるピッチコンテスト、世の中を大きく変える可能性を秘めた様々な先端技術の展示などを通じビジネスマッチングの機会を提供。新たな市場の創出を図ります。

 今回ユニキャストが展示を行ったのは、COMPUTEXの中でもこのInnoVEXというイベントです。簡単にいうと、世界中のスタートアップ企業が集い、バイヤーやパートナーとなりそうな企業とその場で商談するようなスタイルのイベントです。会場は、台湾の観光地で有名な台北101の近くにある台北世界貿易センター。COMPUTEXのメインの会場、台北南港展示センターからは車で20分くらい離れたところにあります。

出展編

 今回私たちが出展した内容は自社のロボティクスサービス「企業受付 for Sota」です。実際のブースではSotaに話しかけるとそれに応じた返事をしてくれるチャットボットを用いたQ-Aロボットを展示しました。

 小さなブースだったにも関わらず、多くのお客さんが足を止めてSotaに話しかけてくれました。こんなにも足を止めてくれるお客さんが多いと思っていなかったので、内心とても驚きました。インターフェースとしてのロボティクスの役割の可能性はまだまだ大きく、こんなにもロボットはユーザーの心を惹きつけるのだなと改めて感じました。私自身、英語が得意ではなく、外国の方とコミュニケーションが取れるのかと心配していましたが、可愛いSotaを間に挟むと自然に場が和み、コミュニケーションが取りやすい空気になっていたのを感じました。出展を通して、コミュニケーションロボットの可能性を肌で感じることが出来ました。

 視察編

 視察では、InnoVEXの会場を離れてCOMPUTEXのメインの会場、台北南港展示センターに足を運びました。この会場では、PC本体であったり、PCのパーツ、スマホ、AIIoTなどの技術展示などなど、すごいものから変なものまで様々なプロダクトが展示されていました。ここでは簡単に個人的に面白いなと思った展示を簡単に紹介していきます。

 SEIKO GIKENさんのミストスクリーン。ミストをスクリーンにしているので映像に触れられます。揺らぐミストに映る映像はとても芸術的でした。これがもっと大画面になったらもっとすごいことができそうですね。

 こちらは、ASUSのロボット「Zenbo」くんです。音声認識、発話などが出来ます。表情がディスプレイに表示されます。下にタイヤが付いているので移動することができます。ちなみに私はSotaくんの方が断然好みです。

 お綺麗なお姉さん方がたくさんいらっしゃいました。オーバークロックのコンテストが開催されていたようです。こういったイベントを見ると、大きな展示会に来たのだなと実感させられます。

 G.SKILのキラキラ光る水冷PCがずらっと。

 一際目立つ水冷?のPC。とっても冷えていて最高の喉ごしでした。一家に一台はほしいです。

 これはCyberLinkの顔認証エンジンFaceMeです。ディープランニング技術を使用したリアルタイムAI顔認識エンジンで、高速な認識速度、高い認識精度を実現しています。私たちもこのエンジンを使ってロボティクスの開発をする日がくるかもしれません。

 こちらはCyberLinkが開発しているコミュニケーションロボットのSYSCOMくんです。顔認証のエンジンにFaceMeを搭載しています。個人的に断然Pepperくんの方が愛着が湧きます。

 こちらはGIGABYTEが展示していたSmart Agricultureです。GIGABYTEといえばPCのハードウェアのイメージが強かったので、スマート農業のソリューションの展示はとても印象的でした。

 これは、FLYTECHが提供するパンを認識、識別して値段を表示する自動レジシステムです。最近スーパーのセルフレジや衣料品店などの自動レジが見られるようになってきましたが、レジ自動化の流れは今後さらに進展していきそうです。

番外編

 今回、お世話になったホテルCityInn Hotel Plusです。一人ではもったいないくらいの大きなベッドがあり、長旅の疲れもすぐに癒されました。

 二日目の夜に行ったお店です。豪華な海鮮が揃った台湾料理のお店でした(甲殻類が苦手な福田さんの顔が引きつっています…)

 二日目の夜に行ったBit Hubという名前のお店。Githubに何か関係があるのかな?と恐る恐る店内に入ってメニューを見てみるとなんとそこには仮想通貨の名前が。お値段もなかなかのものばかり。そしてどのお酒も、見た目のインパクト抜群。こんなお店に来るような機会、滅多にないのでとても刺激的でした。

 こちらは、三日目の夜に行った、夜市の様子です。金曜日であったせいもあるのか人がとても多く、大変な賑わいでした。胡椒餅やタピオカ、マンゴーなど食べ歩きながら、夜市の雰囲気を味わいました。(噂に聞いていた臭豆腐は想像以上のニオイでした…)

 台湾といえばこれ。中からあふれ出してくる黄金の肉汁が口いっぱいに広がる瞬間はまさに至福のひととき。いくらでも食べられる気がしました。

 帰りの空港まで行く道のりで台湾バージョンに黒くカスタマイズされたPepperくんを発見。ここでも小さな子ども達から大人気のようでした。

まとめ

 視察では出展者のその熱量に終始圧巻されていました。今回の展示会は商談ありきの出展だとは聞いていましたが、正直こんなにも積極的だとは思わなかったです。目の前で熱い握手を交わして商談をしている外国人を見て、これは文明開化を起こさなければ日本人はグローバル化したビジネスの世界で生きていけないなと一人で感じていました。世界を相手に自社サービスを展開するならば、自分も将来必要になってくるスキルです。たかが英語の勉強でつまずいてはいられないなと感じました。

 今回海外のスタートアップの企業から感じたマインドは、国内でも海外でも、ビジネスをしていく上ではとても大切なもの、いや、むしろ必須だなと実感しました。今回の貴重な経験を単なる思い出としてしまっておくのではなく、どう次の行動に活かしていくかを考えていくことが重要だと思います。

投稿者紹介

外谷弘樹

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください