以前はFedora14またはUbuntu11.04にRVM1.2.9(1.6.5)の導入 | 記録用手帳にてユーザーレベルのインストール方法を取り扱っていましたが、今度はシステムレベルでのrvmの導入の記事を書いてみたいと思います。
事前にgitとcurlのインストールは完了しているものとします。
最小構成のCentOSだとgitは野良ビルドしないといけなかった気がします・・・。
結構大変でしたよ、gitの野良ビルドは・・・。
事前にrootになってください。Ubuntuでrootで作業したい人はこっちを見てください。
RVMインストール
rootになったら以下のコマンドをタイプします。
頻繁にURLが変わるのでrvmのサイトを一旦確認したほうがいいです。
# bash < <(curl -s https://rvm.beginrescueend.com/install/rvm)
現状は/usr/local/rvm/
以下にrvmがインストールされます。
一旦ログインし直してください。以下のような表示がでればOKです。
$ su - [sudo] password for noguchi: # type rvm | head -1 rvm は関数です
以上でRVMのインストールは完了です。
RVMからRubyのインストール
Ruby依存パッケージのインストール
rvm notes
コマンドを実行すると事前に導入しておくべきパッケージがリストアップされますので、指示にしたがってインストールを進めてください。
# rvm notes ... # For Ruby (MRI & ree) you should install the following OS dependencies: ruby: /usr/bin/apt-get install build-essential bison openssl libreadline6 libreadline6-dev curl git-core zlib1g zlib1g-dev libssl-dev libyaml-dev libsqlite3-0 libsqlite3-dev sqlite3 libxml2-dev libxslt-dev autoconf libc6-dev ncurses-dev ...
Rubyインストール
いよいよrubyのインストールを行います。欲張って1.9.2
も入れてみましょう。
# rvm install 1.8.7 # rvm install 1.9.2
システム全体のデフォルトで使用させたいrubyを指定しましょう。
# rvm --default use 1.9.2
これでrootではruby1.9.2が使えるようになりました。
ユーザーレベルでrvm関係のコマンドを動作させるように設定する
これをしないとユーザーレベルでrubyを動作させることができません。
rubyを使いたいユーザーの~/.bash_profile
の末尾に以下の1行を追加します。
ない場合は~/.bash_profile
を新規作成して以下のコードをまるごとコピペしてください。
あと、GNOME端末使ってる人はここも参照してください。
if [ -f ~/.bashrc ]; then
. ~/.bashrc
fi
[[ -s "/usr/local/rvm/scripts/rvm" ]] && . "/usr/local/rvm/scripts/rvm" # Load RVM function
Ruby on Railsのgemsetを作成する
rvmにはgemsetという概念があります。
gemsetを使うと異なるバージョンのruby、gemのリストをセパレートして管理することができます。
平たくいうと使用するgemのリストを整理してgemの競合がなくせるらしいです。
ここからはrootユーザではなくsudo
ならぬrvmsudo
を使いながら進めます。
gemsetの作成
$ rvmsudo rvm gemset create rails-3.0.3 'rails-3.0.3' gemset created (/usr/local/rvm/gems/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3).
ここで以下のようにしてしまうとこの時点ではまだrails-3.0.3
のgemsetディレクトリが作成されていないのでエラーになります。
$ rvm gemset use rails-3.0.3 -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません -bash: /usr/local/rvm/environments/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3: 許可がありません mkdir: ディレクトリ `/usr/local/rvm/wrappers/ruby-1.9.2-p180@rails-3.0.3' を作成できません: 許可がありません ^C
rvmsudo
でrails関係のgemをgemsetに入れてからにしましょう。
$ rvmsudo gem install rails --version '3.0.3' $ rvm gemset use rails-3.0.3
これでOKです。
参考
- RVM公式サイト
- RVM: Ruby Version Manager - RVM Ruby Version Manager - Documentation
- Ubuntuでrootになりたい人はこれ
- Ubuntuでrootになるには(sudoを使わない方法) | 記録用手帳
- RVMのユーザーレベルインストールはこれ
- Fedora14またはUbuntu11.04にRVM1.2.9(1.6.5)の導入 | 記録用手帳
- 2011/05現在rails3を使おうとすると遭遇するであろうエラー
- Ubuntu11.04でmysql2のbundle installが失敗する | 記録用手帳
投稿者紹介
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私たちは、テクノロジに魅せられた個性あふれるメンバーによって構成された茨城県日立市に本社を構えるベンチャー企業です。
”テクノロジを通して「驚き」と「感動」を創造し、人々の「夢」と「笑顔」を支えます。” の経営理念をモットーに明るい未来を描き、ワクワクする企画提案を続けて参ります。
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